3月14日、川崎市の明治大学生田キャンパスにある旧陸軍登戸研究所史跡の見学会に参加しました。戦時中、登戸研究所では極秘に風船爆弾、細菌兵器、偽札、インテリジェンス用兵器等の開発が行われていました。終戦後、関連資料はすべて焼却され、その実態は不明でしたが、川崎市中原平和教育学級の市民らの調査によって、登戸研究所の全容が明らかになりました。当日はキャンパス内に残る動物慰霊碑や明治大学平和教育登戸研究所資料館を見学し、資料館展示専門委員の渡辺賢二氏から詳しい説明をうかがいました。旧登戸研究所には全国の大学から科学者や技術者が動員されました。彼らはどのような思いで秘密兵器の開発に取り組んだのか。今回の見学会は、科学と戦争の関係について考える良い機会になりました。
小池治 横浜国立大学名誉教授

写真:明治大学平和教育登戸研究所資料館にて

